【営業方】駆け出しのイラストレーターさん向け!実践的なイラストレーターの営業方法まとめ| メール例文付き
- 小宮山サト
- 3月4日
- 読了時間: 7分
更新日:4月4日

イラストレーターの営業方法まとめ
駆け出しのイラストレーターが最も悩むのが仕事の獲得方法です。
「どうやったら仕事がもらえるの?」「どうやって営業すればいいの?」「どこに営業したらいいかわからない……」 そんな疑問を解消するために、営業方法をざっとまとめてみました。
一例を挙げますので参考までによろしくお願いします。
イラストレーターの主な営業先
以下のような業種がイラストレーターの主な営業先になります。
デザイン事務所
編集プロダクション
出版社
広告代理店
デザイン部門を持つ印刷会社
etc...
例えば出版系の仕事を狙うなら編集プロダクション・出版社・印刷会社、 パンフレット・ポスター・ウェブサイトなどの広告系ならデザイン事務所・広告代理店がおすすめです。 (ちなみに広告系の方が単価が高いことが多いです)
それでは具体的な営業方法を見ていきましょう。
1・外部パートナー募集をしている企業を探す方法
編集プロダクションやデザイン事務所の中には、社内のイラストレーターだけでは仕事が回らない、そもそもイラストを描ける人材がいないの用な理由で外部のイラストレーターを募集していることがあります。
そこに営業する方法です。
例えば検索エンジンで以下のキーワードを検索すると、募集ページが見つかります。
「編集プロダクション 外部パートナー募集 イラストレーター」
「編集プロダクション パートナー募集 イラストレーター」
「編集プロダクション クリエイター募集 イラストレーター」
「編集プロダクション 外部スタッフ イラストレーター」
「編集プロダクション 外注スタッフ イラストレーター」
etc...

↑ざっと検索しただけでもさまざまな募集をかけている編集プロダクションがヒットしました!
応募ページを見つけたら自身のイラストのテイストが分かるようポートフォリオやウェブサイトなど、必要な情報を整えて片っ端から営業してみましょう。
募集フォームには必ず必要事項を入力するページがあるので、そこからイラストレーターとしてエントリーします。
登録すると先方のイラストレーターリストにストックされ、タッチやスタイルがマッチすれば声をかけていただける可能性があります。
実績などある場合はアピールするとより効果的です!
デザイン事務所を探す場合も、「編集プロダクション」の部分を「デザイン事務所」に変えて同じ要領で検索すればOKです。
・補足
漫画が描ける場合は、「イラストレーター」の部分を「漫画家」に変えて検索するのも効果的です。
この手の募集は定期的に更新されているので、2〜3ヶ月を目処に再検索するとヒットする会社も微妙に変わってくるのでオススメです。
お仕事を頂ける可能性を少しでも上げるため、定期的に営業をかけていきましょう。
2・iタウンページを使って営業する方法
次は自分で企業をリストアップして直接営業メールを送る方法です。
例えばGoogleなどで「東京 編集プロダクション」と検索してもいいですが、更に要領よく探したいのであれば「iタウンページ」を使うととても便利です。
iタウンページ(https://itp.ne.jp/)にアクセス
エリアとキーワードを入力して検索 (例)「東京」×「編集プロダクション」
表示されたリストから企業のHPをチェック(名前から直接検索でもOK)
制作実績やイラストの使用状況、自分のタッチと合いそうかを確認します
↑このような感じでずらっとリストが出てきます!
これらを元にメール営業をかけていきます。
そして問い合わせフォーム、または公開していれば会社のメールアドレスに以下のようなメールを送ります。
※営業メール見本
件名:初めまして。イラストレーターの⚪︎⚪︎と申します。
突然のご連絡失礼いたします。イラストレーターの⚪︎⚪︎と申します。
(会社名)様のHPを拝見し、子供向け書籍の制作をされていることを知り、 私のイラストのテイストが合うかもしれないと思いご連絡差し上げました。
ご多忙のところ恐縮ですが、ポートフォリオサイトのURLを貼っておきますので、 一度イラストをご覧いただけますと幸いです。
ポートフォリオサイト:https://www.sato-komiyama.com/
特に得意なタッチは以下の通りです。
〇〇系のイラスト
△△系
××系
(得意なタッチを書いておくとPFを見る際に参考にしやすいです)
お力になれそうな案件がございましたら、ぜひお声がけください。
何卒よろしくお願いいたします。
小宮山サト
(最後のスペースに取引した事のある会社などを載せてアピールしても良いです。)
取引先:〇〇社 ××社〜 のような感じで。
このようなメールを送り会社に営業していきます。
何度も同じ会社に営業しないため、一度営業した企業はメモ機能などを使いリストアップしておくことをお勧めします。
↑のテンプレートをベースに、自分なりにアレンジして使用してみて下さい。
更にデザイン事務所系の営業先を探すなら、キーワードの「編集プロダクション」の部分を、「広告制作業」「カタログ・パンフレット」「イラストレーター」などと変更して検索してみて下さい。
「デザイン事務所」と直接検索してもいいのですが、インテリアなどの会社も混ざってしまうためあまり効率的では無いのです・・・
3・書籍の奥付けから営業先を探す方法
書籍や雑誌の奥付けから営業先を探す方法もあります。主に出版社や編集プロダクションを探す方法になります。
まず本屋や図書館などに行き、自分のイラストタッチに合いそうな(使ってくれそうな)書籍・雑誌を探します。
例えば私のようにポップタッチや子供向けタッチが得意であれば、児童書・教材・絵本・間違い探し雑誌等が対象となります。(特に図書館では無料でたくさんの本を探せるのでおすすめ!)
候補が見つかったらその書籍の奥付け(書籍や雑誌の末尾に記載されている、出版に関する情報や責任の所在を示す部分)を確認します。するとこのように・・・

書籍を発行している出版社名、HP、電話・メールアドレスなどの連絡先が書いてあるので、それらを控えて営業先リストを作っていきます。
そしてリストが完成したら、奥付けに編集部などのメールアドレスが書いてあれば、上記の営業メール見本のようなメールを送り営業をします。
アドレスが書いていない場合は出版社名を直接ネットで検索し、出版社のメールフォームまたは問い合わせフォームよりメールで営業します。
その際に「⚪︎⚪︎の書籍を拝見しご連絡差し上げました」と付け加えると親切かもしれません。
編集部の電話番号が書いてある場合、電話営業でも構いません。その際には、
お忙しいところすみません。私はイラストレーターの小宮山サトです(自己紹介)
御社の雑誌(書籍)を見てテイストが合うかと思い営業の電話をしました
もし可能でしたら、イラストを見ていただけませんか?
御社に伺うのも、メールでポートフォリオサイトのURLを送るのも可能ですが如何でしょうか?
このように話すとスムーズです。
最初の電話営業は緊張するかもしれませんが、事前にメモを用意してそれを見ながら話すと安心です。
4・SNSを活用して営業先を探す方法
先程の営業方と似ているのですが、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSの投稿から営業先を探す方法もあります。
イラストレーターがSNSに実績を載せる際に、↓の画像のように出版社名と一緒に載せていることがあります。

一緒に投稿されているイラストが自分の絵柄とマッチするなと感じたら、その出版社を検索し、 メールやHPの問い合わせフォームより営業してみましょう。
(営業メール見本を活用してみてください)
できれば営業の際にはその出版社の実績紹介ページから、他の出版物にもきちんと目を通しておきましょう。
SNSで積極的にイラストレーターをフォローしていると、 投稿から営業先が見つけやすくなるのでおすすめです。
投稿をお気に入り登録やスクショなどしておき、営業先リストを作っていきましょう。
※ざっと書き出してみましたが、他にも色々な営業方があると思いますので、可能な範囲で随時書き足して更新していこうと思います。
最後に
デザイン事務所・広告代理店なども基本的に同じ流れで営業可能です。
最初は不安かもしれませんが、数をこなすうちにコツがつかめてきます。
自分の作品を必要としてくれる企業はきっとあるので、ぜひ積極的に行動してみてください!
Comments